ほりうちクリニック

富田林市の小児科,アレルギー科 ほりうちクリニック

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よくある質問

かぜをひくと咳が続き苦しそうです。気管支炎ですか?

小さいお子様の場合は気管支が細く、痰を喀出する力が弱いため、かぜをひくとぜん息と同じようなゼロゼロ音のする症状になります。しかし、かぜのたびに同じような症状をくりかえし長くつづく咳はぜん息を疑うことが必要になります。心配な時は専門医に相談して正確な診断をおこない、適切な治療をすると症状は改善します。

 

こどもがぜん息のようですが治りますか?

専門医に相談して、ぜん息の程度を正確に診断して治療をすれば症状は軽くなります。血液検査で原因を調べて治療を続ければ日常生活で困ることはなくなります。子どものぜん息は発作原因の除去、規則正しい生活、感染予防、心理的サポート、薬物治療など総合的な治療を続けることが必要です。ぜん息日記とピークフローメーターの記録を参考にした適正な治療を続けながら、困ったことがあれば、なんでも主治医に相談し、早期診断と早期治療で発作のない生活を続けることが必要です。

 

夜間の発作はどのようにすればよいのですか?

発作が起こった時は主治医からもらっている発作時用の薬(気管支拡張剤)を使用してください。20分後にまだ発作が続いている時はもう一度使用します。それでも発作が変わらないかひどくなる時はすぐに夜間救急病院で治療してください。適切な治療を続けながら、ぜん息の経過はぜん息日記を記録して急な発作の起こらない状態を続ける治療が必要です。発作をくりかえすようでしたら、今の治療を見直す必要があります。専門医に相談し、1ヶ月程度の症状の経過から正しい診断を行った上で治療を続けてください。

 

ステロイドの吸入薬は安全ですか?

ステロイドの吸入薬はアレルギーの炎症を鎮めるために最大の効果を発揮します。こどものぜん息で使用する100~200μg/日の使用量では長期に使用しても副作用の心配はありません。主治医とよく相談して続けるようにしましょう。発作が起こらなくなっても、気管支の炎症をなくす予防治療を続けることが必要です。専門医に相談してください。自己流に中断するのは再発の原因となります。薬の中止は呼吸機能の検査やぜん息日記の経過などを参考にして行います。

 

じんましんが繰り返しおこります。どうすればよいのですか?

じんましんは1型アレルギーで起こります。原因が不明な特発性が多いのですが、寒冷・温熱・日光・水との接触や皮膚を掻くなどの刺激で白血球の仲間の肥満細胞が刺激を受けると、細胞からヒスタミンという化学物質などが遊離して、皮膚が腫れ、かゆみが強くなります。普通は1時間もすると収まりますが、繰り返し起こったり、長く続くことがあります。日常生活の状態や症状に応じて治療法もことなります。困っていることを相談して、専門医の正しい治療を受けてください。

 

乳幼児がかぜの時、咳とゼロゼロを繰り返して機嫌が悪いのですがどうすればよいのですか?

特に、2歳以下の子どもはかぜに罹る回数も多くゼロゼロする場合がたびたび起こります。普通のかぜは高熱と鼻水、咳で終わりますが、ウイルスの種類によりゼロゼロして睡眠が浅くなったり、機嫌が悪くなったりします。母親がアレルギー疾患である場合に、ゼロゼロを繰り返し、夜間も睡眠が障害される場合は乳児ぜん息を考えることが必要です。一過性に起こる場合もあり、細気管支炎の時も同じような症状がおこります。正確な診断で治療を開始することが大切です。診断が難しいので専門医に相談してください。乳児ぜん息は早期治療が大切です、症状を軽くする治療を早く始めてください。特に予防治療を考え、対策を立てることが大切です。

 

今年から幼稚園に入りました。通知を受けた予防接種は済ませましたが、ほかにどのような予防接種が必要ですか?

これまでの家族だけの生活環境との大きな違いは、たくさんの子どもが集団で生活することです。調子のよくない子どもと接触する機会が多くなることでしょう。特に、保育園や幼稚園では高熱や発疹のでる感染症が頻繁におこります。水痘(みずぼうそう)や耳下腺炎(おたふくかぜ)などの予防接種は受けておくことが必要です。そのほかに忘れている予防接種がないか、主治医の先生とよく相談しておきましょう。平成22年からは5歳までの子どもに髄膜炎と中耳炎を予防するヒブワクチンと肺炎球菌ワクチン(プレベナー13)、不活化ポリオワクチンの接種が始まりました。特に、3歳までの子どもは発病の機会が高いため、ロタウイルスワクチン、B型肝炎ワクチンも必要な予防接種です。是非、受けてください。定期接種はすべて無料化されています。プレべナー7で終了の方はプレべナー13の追加接種が必要です。

 

保育園に通園している9ヶ月の子どもです。最近、くしゃみとはな水を繰り返すようになりました。かぜをくりかえしているのでしょうか?どうすればよいのでしょうか?

家庭で生活している時に比べ、集団生活を始めると熱を出したり、はなみずを繰り返すことが多くなります。小さい子どもの場合に注意することは鼻水がサラサラかドロッとしているか、透明な色かにごっているかを区別します。前者はアレルギー性・後者は感染のことが多いと考えられます。症状の始まりが2月の前後でくしゃみとともに鼻水を繰り返している場合はスギ花粉アレルギーによることが考えられます。1年を通して起こる場合はハウスダストが原因のこともあります。最近は1歳未満の子どもの発症が増えています。アレルギー専門医に相談して治療を始めてください。

 

6ヶ月の乳児です。最近、口の周りが赤くなりカサカサして、湿疹ができます。アレルギーの検査が必要でしょうか?

1歳過ぎまでの子どもは体成分の約80%は水分でできていいます。体表面積が大きいうえに、表皮と呼ばれる皮膚の最外層の角質は水分を保持する能力が低く、水分の失われる割合が高いのです。また、角質層をカバーする皮脂の量も少ないため皮膚を守るはたらきが十分でありません。このため、皮膚がカサカサしたり、外からの刺激を受けやすくなります。刺激が繰り返されると湿疹様の変化がおこります。一般に、乳幼児期には保湿クリームを予防的に使用することが必要と考えられています。心配なときはアレルギー専門医に相談されるとよいでしょう。

 

スギ花粉が大量に飛散すると予測されていますが、どのような対策をすれば安心した生活ができますか?

今年のスギ雄花の生育は全国的に豊作と予想されています。オオサカ地区の花粉飛散量は昨年を上回ると予測されています。対策としては数年前から治療薬の前投与が行われ、効果のあることが確認されています。最新のデータではスギ花粉飛散の10日-2週間まえから治療開始するとくしゃみ・鼻水を改善する効果の高いことが確認されました。この効果は鼻粘膜のヒスタミンに対する感受性が激減することが判明しました。この効果はヒスタミン分泌が遺伝子レベルで減少することも判明しました。症状の始まる前からの治療を是非始めてください。花粉飛散時期の外出にはマスクやめがねなど花粉防止用のグッズ利用もよいと思います。また、皮膚の乾燥には保湿クリームを利用するとよいでしょう。帰宅後の洗顔・衣類を室内用に着替える、シャワーで洗い流すなど心がけてください。
薬物治療では症状がおさまらない人は舌下免疫療法があります。濃度の異なるスギ花粉エキスを毎日舌下に滴下します。治療法を習得して自宅で治療を続けるほうほうです。効果がでるまで2-3年続けることが必要です。

 

皮膚がカサかカサして、痒みが強く、小さな湿疹がひろがっています。どうすればよくなりますか?

乳児期に皮膚がカサカサしていると保育園に通う頃に乾燥肌となる割合が高いようです。アトピー性皮膚炎の子のカサカサ状態は刺激を受けると痒みが強く、少しの刺激でも我慢できなくて、掻いてしまうことになり、掻くと痒みが一層強くなる、悪循環を繰り返すことになります。湿疹が広がり、日常生活が障害されることになります。対策としてはカサカサ状態を改善するための保湿クリームを毎日根気よく塗ることと症状に応じたステロイド軟こうを使用することです。症状を軽くする軟膏を使用して、掻く回数を減らす工夫が大切です。アトピー性皮膚炎の状態はかゆみ神経の伸長を抑える抵抗力が弱く、掻くことが痒み神経をどんどん成長させ、表皮に向かってどんどん伸びてゆき、痒みの程度をひどくすることが解かってきました。この状態を改善する方法は原因を調べて、刺激を減らす環境整備と保湿により皮膚を保護することが大切です。ステロイド軟膏を使用しない治療もあります。湿疹の状態は一人一人の程度に違いがありますから、専門医に相談して、最適な対策を立ててください。

 

鼻水や鼻づまりがくりかえし起こります。アレルギーが関係しているのでしょうか?

アレルギー性鼻炎と鼻かぜは症状が始まって数日は区別が難しい場合があります。特に、春と秋に起こるライノウイルスの感染では発熱もなく、鼻炎に似た症状が続きます。症状の経過を観察したり、IgEの測定や鼻汁中の白血球の種類をしらべて、感染性かアレルギー性かの区別をします。感染によってアレルギー性鼻炎が誘発される場合があり、アレルゲンを調べて、原因アレルゲンを避けることも有効な方法です。春はスギ・ヒノキ、夏はイネ科花粉、秋はキク科花粉が飛散します。心配な時は専門医に相談するとよいでしょう。

 

アレルギー性鼻炎と診断されています、最近、イチゴを食べると口の中に違和感が起こり、喉の詰る感じがします。食物アレルギーでしょか?

子どもの食物アレルギーは卵や牛乳、小麦などが圧倒的に多いのですが花粉症の人に起こる口腔アレルギー症候群(OAS)という特殊な食物アレルギーがあります。症状を起こすアレルゲンは果実類、ナッツ類、野菜類などです。スギ花粉症の10%がOASを起こすと考えられています。最近の分子アレルギーの進歩により、花粉と食物の交叉反応の仕組みが明らかになりました。近畿地方ではハンノキ、ヤシャブシなどの花粉の主要抗原と共通の蛋白成分を持つ果実類、ナッツ類、野菜類が、アレルゲンとなりOASが起こるのです。イネ科花粉症やブタクサ花粉症ではメロン、スイカ、キュウリ、リンゴ、モモなどでOASが起こります。特に、症状の出る花粉の飛散時期にOASが起こりやすくなります。アレルギー専門医に相談するとアレルゲンの検査を行うことができます。頻度は多くありませんが天然ゴムの成分ラテックスに反応する人にバナナ、アボガド、キウイなどでOASが起こります。(ラテックス・フルーツ症候群)

 

こどもが高熱と嘔吐・下痢を繰り返しています。どうすればよのですか?

今年はノロウイルスの感染が流行しています。ウイルス性の消化管感染は嘔吐と下痢を繰り返す症状があります。ロタウイルス、アデノウイルスも同様の症状ですが、ノロウイルスは潜伏期間が12-24時間で症状が起こります。2-3歳までのこどもによく起こります。脱水症状を起こさないよう、1回30-40mlを目安に繰り返し水分を与えてください。嘔吐がなくなり、食欲が出れば、自由に飲ませてください。乳児では100-150ml/日を目安に水分を与えてください。便からの経口感染が多いので手を石けんで洗ってください。ロタウイルスの予防ワクチンがうけられます。詳細はお知らせをご覧ください。うがいと手洗いの習慣をつけ、毎日くりかえして行うことが予防のために必要です。

 

虫に刺された部位が赤く腫れて痒がりますどうすればよいのですか?

気温が高くなるこの時期は外で遊ぶ機会が増えると虫刺されが多くなります。チヤドクガの毒針毛に触れた部位に湿疹ができたり、ヒゼンダニでは多発性の小丘疹が手のひら、指間部、陰嚢部などにできます。アタマジラミは子どもに多く、一般に虫刺症では虫の刺し口がみられます。痒みが強いので患部を清潔にし、掻き破らないよう注意してください。手指は石けんでよく洗い、つめを短くして、水泡や化膿をおこさないようしてください。不明な点は主治医とよく相談して、適切な処置を受けてください。

 

風疹症候群が話題になっていますがどのような病気ですか?治療方法はあるのですか?

妊娠11週以前に風疹に感染するとほぼ100%の胎児に発生します。12~16週では50%に発生すると考えられています。風疹ウイルスが胎盤を通過して胎児に感染するためです。胎児に起こる症状としては難聴、先天性心疾患、白内障、小頭症などが起こります。有効な治療方法はありません。風疹ワクチンを接種することで予防できます。現在はMRワクチンの接種を受けることができます。風疹ワクチンの接種についての詳細は受付にご相談ください。

 

子どもがアトピー性皮膚炎としんだんされステロイド軟こうを使用しましたが中止するとひどくなります。どうすればよいのですか?

アトピー性皮膚炎は痒みが強いため、無意識に掻破して、ひどい症状をくりかえします。皮膚は掻くことで痒みが強くなるのです。痒みの部位を冷却すると、痒みの程度が軽くなります。ステロイド軟こうと保湿軟こうの塗布は症状が軽くなるまで毎日続けることが大切です。これはプロアクチブ療法といいます。専門医に相談すると適切な強さの軟こうやステロイドを含まない軟こうなどの使用方法について知ることができます。炎症の程度を示すTARCや刺激となるアレルゲンなどを検査して日常生活の指導を受けながら治療を続けるこが症状改善の近道です。

 

鳥インフルエンザの流行は心配しなくてよいのですか?

今年の春頃は鳥インフルエンザ(H7N9)流行の記事が連日新聞に報道され、テレビでも話題にされていました。本年8月11日現在の結果は中国および台湾で135例の患者が報告され、この内44例が死亡しています。4月29日に流行は収まっていますが、5月21日と7月10日に各1例ずつ発症しています。患者の年齢中央値は61歳、よく見られる症状は高熱と咳で97.3%が入院時に肺炎を発症し、両側がスリガラス状の陰影と浸潤影がみとめられたとのことです。散発例があることから、冬になれば再流行も予測されています。現在使用されている抗インフルエンザ薬が有効とのことです。また、鳥インフルエンザ用のワクチンも開発されているとのことです。対策としては、予防接種を早めに済ませて、中国から帰国した人との接触後2週以内の高熱や咳の症状が出れば医師に相談することが大切です。

 

食物アレルギーはどうして起こるのですか?

これまではアレルギーの体質のひとが経口摂取した食品により食物アレルギーが起こると考えられていました。そのため、乳児期から卵や乳製品などの摂食を中止することが推奨されてきました。しかし、食物アレルギー発症率低下の結果となりませんでした。最近、イギリスの小児科医LACKが二重抗原暴露仮説を提唱し、皮膚からの抗原の侵入が食物アレルギーの発症に関与する可能性を示唆しました。その頃、日本では小麦成分を含む石鹸による小麦アレルギーが社会問題となり、洗顔による小麦アレルギーの起こることが実証されました。皮膚は掻破や界面活性剤(石鹸)などで後天的なバリア障害が起こりアレルギー反応が起きるようになります。皮膚から吸収されたアレルゲンによって経口摂取した食品のアレルギー反応を助長する作用が増加するとかんがえられています。けい皮的こアレルギー反応の起こる状態を防ぐため、皮膚のバリア機能を保持することが予防に繋がる大切な治療方法となります。一度アレルギー反応が起こるようになると、食べることでさらに強いアレルギー反応が起こります。このような状態の人はアレルゲンとなる食品の除去が必要となります。

 

アレルギーの原因を調べる新しい検査方法があるのですか?

私たちのからだは生活している環境から自分の体を守る仕組みが発達しています。アレルギー反応は体に不都合なことが起こるの知らせる反応です。これまでのアレルゲン検査は種々な刺激成分全体を調べる方法でしたが、個々の刺激成分(コンポーネント)を検査できるようになりました。これまでの粗抗原と合わせて検査するとより正確に原因アレルゲンを調べることができるようになりました。
卵白、小麦、ピーナッツなどの食物アレルゲンのコンポーネントが測定できます。蕁麻疹・口腔アレルギー症候群の症状を持つ人の治療に役立てることができます。

 

アレルギーの起こる仕組みはIgE抗体との反応以外でも起こるのですか?

私たちのからだは生活している環境から自分の体を守る仕組みが発達しています。アレルギー反応は体に不都合なことが起こるの知らせる反応です。これまでのアレルゲン検査は種々な刺激成分によるIgE抗体を調べる方法でしたが、気道の粘膜細胞は外来のウイルスや細菌などの特有の形態や障害作用に反応する自然型リンパ球が刺激をうけて活動するとIgE抗体との反応で起こるアレルギー反応と同様の症状の起こることが明らかになりました。この反応によりアレルギー症状をおこすひとは全体の20-30%であるこがしられています。
この仕組みが明らかになったことで、IgE抗体のみつからない人にも、ぜん息やアレルギー性鼻炎、蕁麻疹・口腔アレルギー症候群の症状を持つ人の治療に役立てることができます。

 

ウイルスや細菌などの感染はアレルギー症状に影響しますか?

冬の冷たい乾燥した空気を鼻腔や口から吸いこむと鼻腔や気道の粘膜の細胞はきれいな空気だけを気管支に送り込むためのフィルターの役目をはたします。鼻腔や気道の細胞は特殊なアンテナをだしていて、ウイルスや細菌の侵入を感知して捕らえたり、やっつけたりする細胞が集まります。これらの細胞は相互に連携して炎症を収束させたり、特異抗体をつくり、次の侵入に備えます。しかし、アレルギー体質の人はアレルギー反応を強く起こす仕組みがはたらきます。気管支ぜん息で治療が必要な人は専門医と相談して、通園や通学に支障がおこらないようなコントロール治療が必要です。